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Channel: 吉田しゅんぺいの議員日記
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令和3年12月定例会 一般質問  

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  指名がありましたので、私、吉田しゅんぺいの一般質問を行います。
 今回は、「目配り、気配りの行政を」と題して、3項目11点について質問を行います。

 先ず質問に入る前に、10月の市議会議員選挙を通じまして、多くの市民の皆様に多くのご意見を賜りました。お聞きしたご意見につきましては、今後の議会活動や議員活動を通じながら、一つでも実現できるよう努力を続け、今後の4年間も選挙期間と同様に、多くの市民の皆様のお声に耳を傾けていきたいと考えております。これまでの12年間を振り返り、これまでは、行政を俯瞰した「鳥の目」で活動してまいりましたが、これからは、市民の皆様や行政、職員に密着した「虫の目」で活動していきたいと思います。開票翌日に、「得票数は少ないかもしれないけど、地域選挙や組織選挙と違って、一票一票の重みが違うよ」と仰って下さった方がいらっしゃいました。それは、慰めの言葉でもあり、励ましの言葉でもあったのかも知れませんが、私は、「市民の皆様の思いが込められている一票一票の重みを忘れずに真摯に頑張って欲しい」と仰って頂いたのだと感じ、嬉しくもあると同時に凛とした気持ちになりました。一から出直す気持ちで議員活動を精進してまいりたいと思いますので、市民の皆様、議員の皆様、市長、教育長、副市長、部長の皆様には、今後も宜しくお願いを申し上げます。

 藤岡市長に、行政は変わるべきかとお考えか、行政改革は必要とお考えか、伺いたいと思います。

 それでは、質問に移りたいと思います。初めに、農業振興について伺います。
 今回の選挙を通じて一番多くのお声をお聞きしたのが、農業振興と農地保全について何とかして欲しいというお声でした。そこで、 米価の下落が続いている現状をどの様に考えているのか。島根県奥出雲町の第三セクター・奥出雲仁多米株式会社の取組みを参考にしながら、朝来市も早期にあさごブランド米に取組む必要があると考えるがどうか、伺います。

 現在の農地をこれまでと同様に保全するには、大規模農家向けの施策と小規模農家向けの施策を同時に実施しなければならないが、これまでは小規模農家向けの施策が不十分でありました。そこで、小規模農家向けの施策の一つとして農機シェアなど農機具更新を促進する施策を検討すべきではないか、伺います。

 現在、全世界規模で地球温暖化対策が検討されており、アメリカではカーボン(炭素)プライシングの一形態としてのカーボン(炭素)クレジットが盛んに行われ農家に大きな収益をもたらしているようである。森林のカーボンクレジットは私が 10 年前くらいに提案して現在では市の貴重な財源となっているが、森林の他にも日本は海のブルーカーボンに取組もうとしているようである。そこで新たに朝来市として水稲にカーボンクレジットが適用できないか、また研究するお考えはないか

 次の質問に移ります。健幸づくりについて、伺います。
 私が平成 29 年に私案として「健幸長寿なまちづくり推進条例」を提案した理由は、身内や身近な方が亡くなられたりしたことや病気になられたことを契機にして、幸せには健康が必要だと考えたからである。そして、令和2年3月 26 日に「健幸づくり条例」が制定されました。同条例第2条で、健幸づくりとは「市民が、心身の健康の保持増進を図るとともに、生きがいを感じ幸せに暮らすための取組をいう。」と定義されているが、未だに多くの方、ご本人やご家族などが、がんなどの様々な病気に苦しんでおられます。この現状を藤岡市長はどの様に感じておられるのか。また、がんは二人に一人が罹ると言われている。そこで、健幸づくりのために心身の健康の保持増進を図る施策として、がん対策を最優先に掲げ、がんで苦しむ市民
やご家族が少しでも少なくなるようにして頂きたいと切に願いますが、藤岡市長のお考えを伺います。

 認知症の予防や長生きの秘訣の一つは、社会性の確保だと言われています。人と接したり話したりするということが如何に大事であるかは容易にご理解頂けると思います。しかし、現在に市の総合健診では高齢者の聴力検査がなされていない。耳が聞こえにくくなっていることに気付いていない高齢者が如何に多くいるか。そのことがQOL(クオリティーオブライフ)を如何に下げているか。そこにこそ、目配り気配りをする行政であって欲しいと願いますが、健幸づくりのために生きがいを感じ幸せな暮らしを図る施策として、一定年齢以上の高齢者を対象にした聴力検査を実施するお考えはないか、伺います。

 次の質問に移ります。敬老施策について、伺います。
 温泉ミニデイが平成 30 年度に廃止されてから3年が経過しますが、私も介護保険事業としての実施には無理があったと考えています。また、温泉に入ってから飲酒をすることで各種疾患を生じさせることも危惧します。しかし、温泉ミニデイの効果を否定している訳ではありません。高齢者が社会性を持つきっかけとしても、また温泉に入ることで血行の循環を促し、肺の換気機能を高めるなど心身に寄与すると考えています。そこで、温泉ミニデイを各自治協議会の敬老
事業に位置付けてとはどうかと考えますが如何でしょうか、お考えを伺います。

 敬老事業を実施している地域自治協議会は何団体あるのか、それとも敬老事業を実施している数すら把握されていないのか、伺います。また、私が求めているのは、敬老施策としての敬老事業の実施であり、地域づくり支援事業の中で敬老事業をメニュー化すべきということであります。敬老事業のメニュー化が整えば、温泉ミニデイの実施は各自治協議会の判断に委ねられることになりますし、他の事業内容の実施も可能となり、地域自治協議会と朝来市が連携協力し、高齢者の皆様を慰労したり敬老することが可能になると申し上げていますから、当局が仰っていることと私が提案していることに相違がないことはご理解頂けるのではないかと思いますので、再度、藤岡市長のご判断を仰ぎたいと思います。

 認知症高齢者位置検索システム助成事業の創設について、一年前の 12 月定例会で問題提起を行いました。その際には「本市としましても事業の有効性や必要性については検討してまいりたい」との回答でありましたが、その後にも行方不明者は発生しております。他市町の状況を調べますと、介護保険事業として特別会計で実施している自治体と、一般会計で実施している自治体があるようでありますので、朝来市として行方不明者や高齢者の命をどうお考えなのか伺います。

 次の質問に移ります。教育振興について、伺います。
 文部科学省の平成 30 年度子ども学習費調査結果から、学校教育費は公立小学校で 63,102 円、公立中学校で 138,961 円でありました。日本国憲法第26条第2項、教育基本法第5条第4項、学校教育法第6条に基づき、国公立学校における義務教育は無償とされていますが、学校教育費に多くの費用が必要となっている現状を藤岡市長がお知りになられたご感想をお聞かせください。

 スライドを開始してください。

 学校教育費には授業料、修学旅行・遠足・見学費、学級・児童会・生徒会費、PTA会費、その他の学校納付金、寄附金、教科書費・教科書以外の図書費、学用品・実験実習材料費、教科外活動費、通学費、制服、教養・その他、その他とあります。スライドを終了してください。学校教育費の内で、教科書以外の図書費及び修学旅行・遠足・見学費については公費で支出すべきと考えますが、前向きに検討するお考えはないか伺います。

 修学旅行などは、子どもたちの一生の思い出となるものであると同時に、子どもたちの心に一生残り続ける教育や経験ではないかと考えます。先日、コロナ禍の心配から糸井小学校の児童が修学旅行に無事参加できたかを確認した際に、先生から「元気に活動していると報告を受けています」と教えて頂いた時には、心から良かったなと喜んだと同時に、修学旅行などに対する教育の大きな側面を感じ、また先生方も修学旅行などの学校行事等に大きな意義を感じておられると感じたことから、今回の提案に至った訳であります。そもそも修学旅行などは学校の教育課程上の「学校行事等」に位置付けられる教育活動であると理解しているが、学習指導要領が求める教育活動や学校教育費を何故保護者が負担しなければいけないのか。六人に一人が相対的貧困家庭であると言われている中で、要保護者・準要保護者の就学援助制度を利用できない家庭にその皺寄せやその大きな負担を強いて良いのか、甚だ問題があると言わざるを得ないが、教育長はどうお考えか伺います。

 教科書以外の図書はアプリで市が一括購入し市が所有する方法もあると思うが、お考えを伺います。

 次の質問に移ります。文化財保存について伺います。
 糸井の大カツラはその樹齢が 2000 年とも言われ、国指定文化財等データベースでは「カツラの巨樹として全国稀に見るものである。」と説明されている。私たちはこの貴重な文化財を後世の幾世代でも引き継いでいかなければならないが、現在の保存状況は樹木周囲の砂は流出し洗堀しており、大カツラに至る道も管理主体やその位置付けも曖昧なままとなっている。そこで、糸井の大カツラの保存状況を改めるとともに、管理道の位置付けも林道等に改めるべきと考えるがどうか、お考えを伺います。
 
 最後の質問に移ります。市道の道路新設改良について伺います。
市道虎臥城線と市道大路ダム線は虎臥城線が優先道路となっていると理解するが、本来であれば生活道路である大路ダム線が優先されるべきである。また、生徒児童が通行する大路ダム線の交差点には横断歩道の表示さえない。そこで、市道大路ダム線が優先道路となるように外側線や横断歩道を含む交差点改良を行うべきと考えるがどうか、お考えを伺います。

 和田山体育センターから南に向かう新設道路の計画は長らく凍結している、いつ事業着手するのか、お考えを伺います。

 


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