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Channel: 吉田しゅんぺいの議員日記
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風疹について ; 何故、20代~40代の男性に多いのか?

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ことしに入って国内の感染者は2000人を超え、去年同時期の20倍以上と過去最悪のペースで感染が広がっています。

患者の8割近くが男性で、その大半が20代から40代です。

何故、この年代の男性に風疹患者が多いか?

子どものころ、予防接種の対象ではなかったり、対象であっても受けていなかったりして、抗体がない人が多いためです。

まず昭和37年4月2日から昭和54年4月1日生まれ男性は特に注意してください。
中学生のときに学校で集団接種が行われていましたが、対象は女子だけでした。

昭和54年4月2日から昭和62年10月1日生まれの人は男女とも要注意です。
この時期は男女ともに中学生のときに風疹のワクチンを接種することになりましたが、学校での集団接種ではなく個別に医療機関に出向いて受けることになったため、この期間は男女ともに接種率が激減したのです。

昭和62年10月2日から平成2年4月1日生まれの人は、男女とも要確認です。
男女ともに幼児期に接種する機会があり、接種率は比較的高かったものの、受けていない人や1回の接種だけでは抗体が不十分な人もいて、こうした20代から40代の間で今感染が広がっているとみられています。

現在は、ワクチンの効果を高めるため、1歳と小学校入学前の2回、ワクチンを接種することになっています。
また2回目の接種を受けていなかった世代を対象に、平成25年3月末までの5年間は中学1年生と高校3年生相当年令の人が無料で接種できるようになっていましたが、特に高校生の接種率が低く、今後も抗体が不十分な人が減らずに、風疹の流行が繰り返されると懸念されています。

ニュース特設「ストップ風疹 ~赤ちゃんを守れ~」/NHK


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