本日、竹田城跡の見学に行って来ましたので感想を記事にします。
出発
中腹駐車場まで歩きましたが、後方からの車やバスの往来が頻繁にあり、歩行者としては気を使います。
購入していた年間パスポートを忘れてしまい、登山証明書(300円)を料金所で購入。
料金所
登山証明書の裏側には注意事項として、大切な事が書いてありました。
これから登山される方は充分読みましょう!!
注意事項
また英語等での注意書きも必要ではないかと思います。
目指す竹田城までは結構な運動です。
南千畳臨時通路
石垣付近は危ないので注意喚起の看板が点々と置いてありました。
人通りが多すぎて昔にはあまり露出していなかった石畳や瓦等が出ています。何年か前と比べて、非常に荒れた印象を持ちました。
天気も良く天守台が素晴らしく絵になっていました!!
北千畳に設置されたAED
センスのない看板
補修箇所や立ち入り禁止箇所にある注意看板や単管バリケードなどが所々に置いてありましたが、観光地としてのセンスは悪いと思います。至るところがまるで工事現場です。現実に工事をしているのも知っていますが、侵入防止策として役割を果たしながらも竹田城跡にマッチした物があるはずだと思います。そういった配慮が必要なのではないでしょうか。また英語等の表記をしている工事現場もありますから今後は検討すべきだと思います。
観光地での工事現場で現場事務所をログハウスで設置した例です。
山間部観光地における工事現場の工夫と対策
間伐材利用の立入防止の木柵を使用した例です。
観光地周辺における安全対策
キャラバリケード。
工事現場にゆるキャラ!?誰もが心奪われる”単管バリケード”とは?
引き返す時に鉄杭を打ってトラロープを張って進入禁止をされていましたが、昨日の議員説明会では史跡内は杭一本打つ事が出来ないと言っておられたはずですが・・・
帰り道は、入口出口が一緒なために、また狭い坂道のために、混雑していました。
平日でこれですから、休日には非常な混乱が容易に予想できました。
山城の郷に帰った時にはバスが一杯になっていました。
施設管理者の方に話を聞いたところ、観光客を降ろしたバスはインター付近で待機しているとの事でしたが、その指示を守らないバスや待機場所からすぐに帰ってきてしまうバスがあるとの事でした。しかし待機場所に人がいないために指示や確認が出来ていないようでした。
つまり、山城の郷駐車場とインター付近の観光バス待機場所での誘導員が必要であろうと思います。
山城の郷で昼食、スタミナ丼(1,500円)を食べました。肉が柔らかく、さすがは但馬牛といった感じです。
昼食後に仮設トイレを見に行きましたが、土日の女子トイレは非常な混雑が予想できます。
またトイレの管理(掃除等)も一つの大きな課題なのではないかと感じました。
以上が今回の報告となりますが、最後に私見として。
竹田城に登っておられる方のお話を聞いていると、非常に満足しておられ、感動をして頂き、笑顔になっておられる姿を見ているとき、竹田城や朝来市に対して非常に誇らしい思いを抱きました。
竹田城はキラーコンテンツであると良く言われておりますが、Saving Contents とか、Saver Contens、とかの表現の方が良い。つまりは今の竹田城は朝来市の未来への光です。そして希望なのではないかと思うのです。
日本国中から、また世界(昨日は韓国語を話している学生が修学旅行か何かで来ていました)から、多くの観光客が来られ、朝来市の素晴らしい財産である竹田城を見て帰って頂ける。その事自体が朝来市を日本全国に、そして世界にPRしているようなものです。
その観光客の方の期待を裏切る訳にはいきませんし、朝来市の未来への光を消す訳にもいかないと感じました。その一方では史跡は確実に荒れている、荒らされている。
今こそ、史跡保存と観光利用とのバランスをとる手立てを講じなければいけないと強く感じました。
そのためには、史跡保存を図る社会教育課と観光利用を図る竹田城課の立場を明確にしなければなりません。どちらかが統括するのではなく、お互いがお互いの立場で議論ができる横並びの関係が望ましいのではないでしょうか。お互いの立場を明確にしながら、お互いの立場から知恵を出し合う。史跡保存と観光利用が両論並び立つようにしていく必要がある。
今ここに朝来市の未来が懸っている、のだと思います。
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竹田城跡の見学
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