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Channel: 吉田しゅんぺいの議員日記
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第120回南但広域行政事務組合定例会 一般質問原稿

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 議長の許しがありましたので私、吉田しゅんぺいの一般質問をさせて頂きます。

 今回の一般質問は、一般廃棄物の処理についてであります。趣旨は、事業活動に伴って排出される一般廃棄物、いわゆる事業系ごみに対する組合構成市である各市の取組みが不十分であると指摘し、組合として両市に対し対策を要請するものであります。
平成25年度決算から可燃物と紙製・プラ製容器包装の計画量と実績量を比較しますと、可燃ごみの計画量は13,337㌧でありますが実績量は14,044.08㌧であり、計画量を実績量が707.08㌧上回っております。その一方で、プラ製容器包装と紙製容器包装を合算した計画量は1,022㌧でありますが、実績量は442.66㌧であり、計画量を実績量が579.34㌧下回っております。つまり本来はプラ製容器包装や紙製容器包装として分別されるべき資源ごみが可燃ごみとして持ち込まれているということであります。その証拠としてはクリーンセンターに持ち込まれるごみの組成が変わり、当初想定したより5割程度高カロリーなごみの組成となっている事が挙げられ、合成樹脂の割合が7割以上も増えております。
 そこでごみ分別への対応を考えたいと思いますが、一般廃棄物は家庭系ごみと事業系ごみに分けられます。家庭系ごみは計画収集によって行われ、事業系ごみは許可収集によって集められております。家庭系ごみにつきましては両市が行う計画収集でありますから大抵はごみが分別されておりますが、事業系ごみにつきましては許可収集業者による収集でありますから可燃ごみとプラ製・紙製容器包装の分別が充分に出来ておりませんし、両市から事業者への分別周知も行っていない実態がございます。
 以上、述べて来ました現状を変えるべく下記の質問をさせて頂きます。
① 一つ目の質問でございますが、現在クリーンセンターのピットにはごみが約600㌧強滞留をしておるようでありますが、理由は何なのかを伺います。
② 両市にそれぞれあります廃棄物の処理に関する条例では事業者の責務はどうなっているのかを伺います。
③ 一般廃棄物について事業者への分別周知が両市においてなされているのかを伺います。
④ 養父市・朝来市の両市に対し事業系ごみへの対策を講じるよう組合として要請すべきと考えますが、管理者の所見を伺います。
⑤ 平成19年1月に養父市・朝来市、南但広域行政事務組合で策定されました循環型社会形成推進地域計画におきまして、P7に②事業系一般廃棄物の処理体制の現状と今後として「事業系一般廃棄物については、家庭ごみの分別区分に準じ、収集、処分を行う。ただし、事業系一般廃棄物の排出量が増大していることから、今後は多量排出事業者に対して、事業者における『事業系一般廃棄物の減量、処理に関する計画』の作成と自主的な実施などについて指導を行っていく。」とされておりますが、7年が経過した現在の「事業系一般廃棄物の減量、処理に関する計画」はどうなっているのかを伺います。
⑥ 以上、縷々質問や指摘を行いましたが、最後に管理者の所見を伺います。南但広域行政事務組合を構成している両市から排出される一般廃棄物を処理している組合管理者として事業系ごみの分別や事業系一般廃棄物の減量、処理に関する計画について問題意識を持っておられるのか。また事業系ごみについて、分別や減量化への対策を求められるお考えはおありか、伺います。

≪ピット滞留量≫
ピット滞留量

≪クリーンセンターフロー図≫
クリーンセンターフロー図

≪一般廃棄物計画量と実績量≫
一般廃棄物計画量と実績量
≪朝来市ごみの処理及び清掃に関する条例≫
≪養父市廃棄物の処理及び清掃に関する条例≫


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