議長の許しがありましたので、私、吉田しゅんぺいの一般質問をさせて頂きます。
今回の一般質問は、「行政が担う役割や責任は何か」と題して、8項目について質問を行います。
先ず初めに、「公の施設の使用料算定基準の設定について」を伺いますが、国や地方公共団体が税金を市民サービスに還元している限り、中立性や公平性が求められています。
しかし、朝来市は使用料(利用料)の算定にあたり基準を有していないと認識していますが、大津市や恵那市のように使用料算定基準を設けるべきではないかと考えますが、使用料算定基準を設ける考えはないか伺います。
後の質問は、自席にて行います。
恵那市や大津市では使用料を、使用料=原価×受益者負担割合としているが、その前提は受益者負担の原則である。施設を性質別(選択的と必需的、市場的と非市場的)に分類し、その負担割合を設定しているが、そうした客観的算定基準がなければ、使用料の公平性を担保出来ないと考えるが、どうか。
以上、質問を行いましたが、これまでにも質問や質疑などで指摘してきました「指定管理者運用ガイドライン」や「財産処分基準」などと共に、「公の施設の使用料算定基準」を設定し、行政として使用料等の公平性や中立性を確保して頂きたいと思います。
続きまして、「障がい児福祉サービスの無償化について」質問を行います。この質問は、保護者の皆様からの「朝来市は障がい児の子育て支援をしてくれていません!」とのご指摘を受けた事から、多次市長にご質問を行うものであります。平成30年度から養父市では18歳未満の障がい児を対象とした福祉サービスを実質無償化する方針との事であるが、この質問は単に養父市が無償化するから朝来市も無償化して欲しいとの理由からではございません。この質問は障がい児を子に持つ保護者に対する子育て支援の考え方や姿勢を朝来市が保護者の皆様に問われている、行政に対する本質的質問なのであります。従いまして、市長が答弁書を読めば済むような単純な問題ではございません。市長や行政の責任や役割が問われているのであります。私並びに保護者の皆様は多次市長並びに朝来市に障がい児福祉サービス給付事業などの障がい児福祉サービスの無償化を求めますが、如何お考えか、市長のご所見を伺いたいと思います。
朝来市が行っている子育て支援の「乳幼児等医療費助成」や「こども医療費助成」、「保育料の軽減」について、障がい者の保護者も同様に助成や軽減を受けている訳ではありますが、障がい児を育てるための障害福祉サービスは子育て支援の対象外となっております。その合理的かつ保護者の皆様の心情を汲み取った行政の対応とはどういったものか、市長の見解を伺いたいと思います。
障がい児福祉サービスを無償化した場合に必要な財源は幾らか、伺いたいとと思います。
多次市長、直ぐに実施しますと言えないのかもしれませんが、市長の政治的判断によって多くの保護者が救われるんです。それは現在だけに留まらず将来においても多くの保護者が救われる結果となります。そして朝来市という行政の姿勢に対してもまた多くの共感や理解を生むのであります。多次市長、約束して下さい。この朝来市という行政は、障がいの有無によって子育て支援の差が生じない、そんな素晴らしい朝来市だと。私は市長と任期が半年しか違いませんから、この八年間半の間、市長の行政運営を見て参りました。私の議会に対する姿勢が常に「是々非々」でありますから、市長提案について「否」として対応したことも数多くありましたが、その一方で私は反対しているからこそ人一倍多次市長のご配慮の深さというものを教え頂いたとも思っております。だからこそ、多次市長に期待を致しております。お困りの多くの皆様のために行政運営をして頂けると。障がいの有無によって子育て支援に差が生じない、そんな朝来市を目指して頂けると私は期待をします。障がいの有無によって子育て支援に差が生じないと約束をして頂けると。私は多次市長の本音を伺いたいと思います。
障がい児福祉サービスの無償化は、実施されるまで継続して一般質問をして行きたいと思いますので、早期の良い報告を期待して次の質問に移ります。
次に、「土曜日・日曜日のバス運行について」伺いますが、土曜日・日曜日にバス運行をしていないバス路線(アコバスを含む)があり、土日のイベントなどにも参加できる新たな公共交通政策(対策)が必要であると考えるが、市長部局の考えを伺いたいと思います。
路線バスやアコバス、有償過疎運送を含め、今後に全ての地域で土日のバス運行や公共交通に代替する手段による交通手段の確保をして頂くよう要請をして、次の質問に移ります。
次に、「特設水道施設の更新について」伺います。
生活飲料水供給施設整備事業は、大規模な更新費用を施想定していないのではないか。大規模な更新費用については新たな補助率(7割→9割)の検討が必要ではないか。
生活飲料水供給施設整備事業は白口地区が対象になっていないが、対象とすべきではないか。
続きまして、「矢名瀬地区の修景について」伺います。
矢名瀬地域は、生野や竹田地域に劣らぬ地域の魅力を有していると考えています。それは、二つの現存する酒蔵が隣接しているだけに留まらず、昔の街道の町並みを残していたり、天野さんの昭和コレクションなどやふじおミニ鉄道資料館など、多くの魅力に溢れた町だと私は思っておりますが、矢名瀬地域の町並みについて、市長はどの様にお感じかご所見を伺いたいと思います。
そこで、その町並みを後世に残していく為に、朝来市景観形成補助金交付要綱に基づく補助金交付を行うためには、朝来市景観計画の景観形成地区に矢名瀬地域を入れるべきと考えますが、如何か伺います。
また、矢名瀬地域の魅力を最大限に活用するためには、社会資本整備総合交付金を活用して様々な整備を行う必要があると考えますが、市長のご所見を伺います。
続きまして、これまでに私は再三となく健幸なまちづくりの必要性を訴えて来ました。その結実として、現在は健幸づくり推進事業が展開され今後も展開されようとしていますが、市民の幸せの原点は健康であります。その健康をまちづくりの柱に据え、健幸づくりを推進する「健幸なまちづくり推進条例」について、制定する考えはないか伺います。この提案は、私が私案として「朝来市健幸長寿なまちづくり推進条例」を提示しておりますので、それを基に市民を交えて検討して頂けたらと考えますが、如何か、お答えを伺いたいと思います。
次に「サテライト・オフィスについて」伺います。総務省のお試しサテライト・オフィスなど、サテライト・オフィスを朝来市で展開する考えはないか、伺います。
最後に、「日本遺産の推進について」伺います。
先ず、質問に先立ち、私の質問に対する回答が出鱈目であり、撤回された事に関して、いい加減な答弁は止めて頂きたいと事を申し付けると共に、再度謝罪して頂きたいと思います。
12月議会でも質問をしましたが、日本遺産の活用を推進するために観光駐車場を整備する考えはないか、伺います。
生野地域に幾らの観光客を誘致する考えなのか、伺いたいと思います。
次に、日本遺産のランドマークとして生野代官所を整備する考えはないか伺います。
何れにしましても、日本遺産推進のランドマークがなければ多くの日本遺産の中で埋没するだけに終わりますが、朝来市の日本遺産のランドマークは生野代官所の再建しかないと考えます。その成否に朝来市の日本遺産の成否がかかっている事を申し上げて、私、吉田しゅんぺいの一般質問を終わります。