議長の許しがありましたので、私、吉田しゅんぺいの一般質問を行います。
今回の質問は、6項目、11点について質問します。
先ず初めに、「行政改革」について伺います。
昨今は地方創生ということで、第二次阿部内閣の下、日本の人口の現状と将来の姿を示し、今後目指すべき将来の方向を提示する「まち・ひと・しごと創生長期ビジョン」及びこれを実現するため、今後5か年の目標や施策や基本的な方向を提示する「まち・ひと・しごと創生総合戦略」がとりまとめられ、平成26年12月27日に閣議決定され、日本全体が人口減少時代に立ち向かっている最中であります。
しかし、多くの自治体が先進事例や成功事例を真似していながら多くの失敗を重ねている。それは成功するのが、ほんの一部の自治体に限られるという結果論的結論から明らかではあります。但し、成功する自治体の行政にはある共通した姿勢といったものが見受けられます。そのことを理解した上で政策や施策を展開しなければ朝来市も失敗自治体の一つに陥ってしまいます。そして、今の朝来市は正に失敗自治体の行政姿勢そのものではないかと私は危惧しております。
そこで、これから始まる自治体間競争に朝来市が勝ち残るため、どういった自治体を目指すべきか、市長にその所見を伺いたいと思います。
後の質問は、自席にて行います。
概ね、市長と意識が共有できているものと理解し、今後に議会やその他様々な場で、行政改革の在り方や具体的な方法についても議論や協議をさせて頂きたいと思います。
次に、正職員、嘱託・臨時職員、再任用職員数の推移について伺います。
ご説明がありました通り課題や問題点がありますので、今後に是正されていくよう要請をしたいと思います。
続いて、次の項目、「都市計画」について伺います。
私は、これまでの都市計画では朝来市は何も変わらないと考えます。新市に合併して13年、この朝来市が大きく変わることはありませんでした。その一方で、近隣の京都府福知山市や兵庫県豊岡市はその街の姿を大きく変化させており、朝来市の都市計画は単なる画餅に過ぎない。また都市計画区域も和田山町の一部に限られ、都市計画の財源である都市計画税も徴収出来ていない。私は、いまこそ実効性のある都市計画が必要であると考えるが、市長の見解を伺いたいと思います。
また、総合計画との整合性が図られていない都市計画マスタープランも修正すべきと考えますが、併せて答弁を頂きたいと思います。
三点目の質問、「除雪」について市長に伺います。
通学路(歩道)や校地内の除雪について、地域や学校などから要望は出ていませんか。また、豊岡市は全通学路(歩道)の除雪を市が行っています。豊岡市に出来て朝来市に出来ない理由はないと考えます。全通学路(歩道)や校地内の除雪について、市が主体となって実施すべきと考えますが、お考えを伺います。
四点目の質問、「公金等の過不足」について、旧町時代から新市になって現在に至るまで公金等収納事務において、過不足が発生していないか、伺います。
過不足が発生した場合のマニュアル(手順)は整備されているか、伺います。
そもそも過不足が発生しないような取組みが取られているか。
また、自動釣銭機の導入や収納事務の一元化等の仕組み等、新たな収納の在り方を検討すべきと考えるがどうか、伺いたいと思います。
五点目の質問、「酒蔵を活用したまちづくり」について、佐賀県鹿島市などが取組み、成功をしている酒蔵ツーリズムについて、市として取組む考えはないか、伺います。
私は大いに賛成したいが、「日本酒で乾杯条例」を提案する考えはないか、伺います。
六点目の質問、「自殺対策計画」について、兵庫県で自殺対策計画が策定されました。そこでは、平成34年に自殺者数を平成29年数値(974人)の82.0%となる800人に減じるとされ、自殺率(平成29年17.7ポイント)も85.3%の15.1ポイントに減じるとされている。県下でも数値目標を有していない自殺計画を策定している自治体もあるが、朝来市は兵庫県と同様に数値目標を設定した計画策定をすべきと考えるが、所見を伺いたいと思います。
最後の質問、「空き家バンク」について、今年度からの委託方法がベストな選択か。豊岡市は、不動産業者にその運営を委ねている。不動産取引は、宅地建物取引業法などで多くの規制がなされています。それだけ、慎重な契約手順が必要で、知識と経験を必要とされる分野であります。その故に、豊岡市はトラブルの多い不動産取引に掛かる空き家バンクの事業を、直営からプロである不動産業者にその運営を委ねました。また、朝来市が行っている管理委託は多くの支出(約500万円)は必要となりますが、不動産業者にその運営を委ねることが出来れば、その支出も必要なくなり、他に必要とされる施策や事業にその公金を振り替えることが出来ます。従いまして、私は今年度からの管理委託がベストの選択ではないと考えますが、市長のご見解を伺います。