5年前にも指摘した事項ですがその時の指摘が理解されず全く改善されておりませんので再度担当には指摘しました。
行政は本当に何から何までコンサルタント任せで、数字や評価の確認もせずに計画を策定し、パブリックコメント(2月12日まで)にまで出してしまうのですから本当に呆れます。
以下に問題点を示します。
目標達成の評価はA~Eまでの5段階で、
A ; 目標達成が見込まれる
B ; 改善傾向
C ; 現状維持
D ; 悪化傾向
E ; 評価不能
となっており、
A ; 目標値の半分以上を達成
B ; 基準値の5%を超えた改善
C ; 基準値の±5%以内
D ; 基準値の5%を超えた悪化
E ; 測定不能など
となっております。
ここで問題のは、今回の評価は基準年2015年と目標年2025年の中間年であり、基準年から5年を経過しており、Aの範囲は50%以上100%までの50ポイント、Bの範囲は5%から50%までの45ポイント、Cの範囲は-5%から5%までの10ポインとなっていることから、B(改善)の範囲が非常に広く、既に5年を経過しているので年率換算で1%の伸びでも改善とされてしまうところにあります。
そこで、基準年と目標年から達成率を出すために下記の表を作りました。
これらの塗りつぶしの箇所の評価が計画の評価値と違う(概ね評価値よりも評価が悪い)と思われる個所です。
また、4‐(3)②は目標を達成しているにも関わらず、5%未満の増加率ということで(?)、現状維持となっており、ここも明らかに訂正すべきです。
この計画は文教民生常任委員会でもパブリックコメント前に説明はなされておりますが、一番大事な中間評価の部分はチェックされず素通りとなっています。
私は、健康が幸せの必要条件であるとして、16条建ての私案「健幸長寿なまちづくり推進条例」を策定し2018年3月議会で提案し、昨年3月には「朝来市健幸づくり条例」として制定されました。
その精神は職員にもよく理解されていないことに徒労感と諦めにも似た気持ちとなりますが、この記事を職員等が読み、健康増進計画をより良いものにするために再修正をしてくれることを切に望みます。