朝来市議会定例会一般質問

　それでは議長の許しがありましたので、私、吉田しゅんぺいの一般質問をさせて頂きます。
　今回は、「多次市政12年間の総括を！」と題して、９項目１２点について質問を行います。

　まず初めに、「多次市政12年間の総括について」伺います。
多次市政は来年で12年間の長きに亘ることとなったが、その総括が必要と私は考える。この12年間に何が実現出来て、何が実現出来なかったのか、伺います。

これからの朝来市の未来を主観的にではなく客観的に俯瞰したときに何が必要であると考えておられるか、私情を排したご所見を伺いたいと思います。

次に、「公共施設再配置について」伺います。
公共施設再配置計画 【個別施設計画】において、譲渡及び廃止とされている建物が非常に少ない。朝来市公共施設再配置基本計画ではその目標を「公共施設の延床面積を40 年間で4割削減」としているが、今回の再配置計画で延床面積は幾ら削減されるのか、伺います。

朝来市公共施設等総合管理計画ではその計画期間を、「平成 28 年度（2016 年度）から37 年度（2025 年度）までの 10 年間とし、総合計画の改定や取り組みの進捗状況等を踏まえ、必要に応じて計画の見直しを行います。」としているが、中間見直しの視点が欠落している。今後も公共施設の再配置を恒久的に続けていくことがこれからの行政には必然的に求められている。そうした中で、10年を一つの区切りとしながら、その他の見直しを随時見直しに止めておくだけでは公共施設の再配置が行政にも市民にも根付いていかないことは容易に想像できる。そこで、中間見直しを5年区切りとして行う仕組みの導入が必要であると考えますが、ご所見を伺います。

　次に、「公文書管理条例の制定について」伺います。
市公文書管理規程第１条「市の文書を系統的かつ有機的な制度として維持し、その書記的事務の能率化を図り、併せて関連事務の合理化及び近代化を促進するため、文書の取扱い及び管理について必要な事項を定めるものとする。」には公文書管理法第１条「その諸活動を現在及び将来の国民に説明する責務が全うされるようにすることを目的とする。」が求める目的が欠落している。また、同法第４条では職員に文書作成義務を課しているが、同規程には文書作成義務自体が存在していない。これでは十二分に市民への説明責任を果たしているとは言い難く、後世の歴史的な検証も危うくしている現状にあることから、市公文書管理条例を制定すべきと考えますが制定する考えはあるか、伺います。

　次に、「和田山駅自由通路概略検討調査について」伺います。
　和田山駅自由通路概略検討調査は単なる自由通路の検討に留まらず、和田山駅前再開発の検討も必要である。その際には、PFI（プライベート・ファイナンス・イニシアティブ）を始めとしたPPP（パブリック・プライベート・パートナーシップ）、いわゆる官民連携が必要であると考えますが、ご所見を伺います。

　次に、「認知症高齢者位置検索システム助成事業の創設について」伺います。
　介護保険サービスの1つである福祉用具貸与には「認知症老人徘徊感知機器」というものがありますが、GPSやビーコンを利用した発信器型については介護保険の対象とはなっておりません。そこで、認知症高齢者位置検索システム助成事業の創設をすべきと考えます、この問題は市内でも死者が出ていることから早急に実現させるべきと考えますがどうか、伺います。

　次に、「総合（生活）アプリの提供について」伺います。
　山形県東根市ではスマートフォンを活用した親子手帳・ごみ・防災コンテンツからなる総合アプリケーション「東根Living」を提供しているが、すでに民間ではアプリケーションでの情報取得や予約などが主流となっている。そこで、子育て・防災・交通・教育・図書館・ゴミ・健康などの市総合（生活）アプリケーションの提供を検討すべきと考えますがどうか、伺います。

　次に、「シティプロモーションについて」伺います。
　市のシティプロモーションの提唱者は私であると考えておりますが、私はその目的を市の外部へのプロモーションとして想定しておりました。しかし結果的に市のプロモーションは市の内部へのプロモーション、いわゆるシビックプライドという奇を衒った外連に重きを置いたものになってしまいました。私はシビックプライドも否定はしませんが、シティープロモーションの本来の目的である外部へのプロモーションを促進させれば移住・定住政策や観光政策に多大な好影響を与えることになることから、改めてシティプロモーションの考え方に外部へのプロモーション機能の充実を図り、それに付随した施策の実施を求めたいと考えますが、ご所見を伺います。

　次に、「引きこもり対策について」伺います。
　引きこもり対策において重要なことは、自立に向けた包括的な支援であります。自立に向けて御本人と御家族に寄り添う支援を行うとともに、自立に向けて御本人又は御家族が望んだ場合には借り上げ家賃の支援が必要であると考えるが、ご所見を伺います。

　最後に、「新型コロナウィルス感染症について」伺います。
　冬季に気温が下がり空気が乾燥し、新型コロナウィルス感染症の再再流行が懸念される中、朝来市や近隣自治体に感染が蔓延することも想定しなければならない。そこで、学校の休校や閉校などについて、どの様に考えているのか。また、そうした事態になった場合のリモート下での授業を行うなどの環境整備は整っているのか、伺います。