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Channel: 吉田しゅんぺいの議員日記
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令和2年第3回公立豊岡病院組合議会定例会一般質問

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 それでは議長の許しがありましたので、私、吉田しゅんぺいの一般質問を行います。
 今回は、9項目13点について質問を行います。
 
 初めに、「新型コロナウィルス感染症対策について」、2点伺います。
一点目は、国からの財政支援はどうなったか。
 二点目は、再流行に備えどの様な対応を講じているか。また、組合初のコロナ患者の受入れで講ずべき新たな対策や対応はあるか。

 次に、「オンライン化について」3点伺います。
 一点目は、豊岡病院はかかりつけ医(医療機関)に該当するか。また他の医療センターはどうか。
二点目は、オンライン資格確認の対応について対応は出来ているか。
三点目は、札幌医科大学は遠隔医療の一つとして手術指導を積極的に実施している。当組合も指導医の充実を図りながら遠隔医療の実施も目指すべきではないか。

 次に、「新改革プランについて」1点伺います。
 令和2年10月5日に示された通知によると、改定等を含むガイドラインの取扱いについては改めて示されることとなっているが、現行プランの実施状況の点検・評価を実施するように求められている。そこで、議会に点検・評価の結果について示すべきと考えるがどうか。また、点検・評価は実施済みか。実施済みならどういった結果となったか。

 次に、「投資額と財政計画について」1点伺います。
 今後に必要とされる投資額とそれを反映した複数年度の財政計画を策定すべきであると考えるがどうか。

 次に、「DPC特定病院群について」2点伺います。
 1点目は、DPC特定病院群を目指す考えはあるか。
2点目は、DPC特定病院群の指定に障害となっている施設基準等は何か。

次に、「広域連携について」1点伺います。
豊岡病院組合と八鹿病院組合が現実的に広域連携の可能性があるのは人材(看護師)交流ではないか。

次に、「癌の見落としについて」1点伺います。
専門医と読影医の連携不足による癌の見落としが続発している。組合ではどの様に見落としを防止する歯止めを実施しているか。

次に、「顕微授精について」1点伺います。
不妊治療の一つである顕微授精が但馬では実施されておらず不妊治療を受ける夫婦の大きな負担となっている。そこで、3市2町の負担で当院での実施を目指すべきと考えるがどうか。

次に、「ロコモティブシンドローム、フレイル対策について」1点伺います。
入院中にロコモティブシンドロームやフレイル対策はどの程度出来ているか。また保険医療外で行っていることはあるか。

 看護師については、所謂3K(きつい、きたない、きけん)の代表的な職種であると一般的には言われている。私の母親も看護師であったので看護職には尊崇の念を持っているが、時代背景の変遷によって、経済的な理由によって看護師を目指される方も減ってきているのではないかと想像する。その一方で、ベネッセの高校生に対するアンケート「将来なりたい職業」では「看護師」が2位となっており、日本ファイナンシャルプランナーズ協会の小学生が将来なりたい職業ランキングトップ10では、女子児童が1位となっており、小学生から高校生にとって「看護師」が魅力的な職業と映っているようである。しかし、全国の看護師の有効求人倍率は2.5倍程度と全業種の1.5倍程度と比較すれば大きく人手不足となっており、兵庫県では4倍を超える程度の有効求人倍率となっています。その一方で、人口10万人当たりの就業看護師数は全国平均と同程度となっています。また、就業看護師数は2008年の125万2224人から2018年の152万3085人と大幅に増えています。つまり看護師の人手不足の原因は、高齢社会を迎えて看護ニーズが大幅に増えているからであり、医療機関に限らず、介護や在宅などで看護師を必要とする需要から起きている事象ということではないかと考えます。そうした事象や背景を理解しながら、豊岡病院組合の人材(看護師)の確保について、私が提案をさせて頂いている人材交流は単なる事象(人材不足)に対する一時的な対応でしかないことは十二分に理解しています。そこで、現在の事象に適切に対応しながら、将来を展望した看護師の確保をどの様に考えておられるのか、伺いたいと思います。また、先ほども申し上げました通り、子どもたちは今もなお看護師への憧れや良いイメージを持って成長し、その夢を実現しようとしています。その子どもたちの夢を壊さない看護職の在り方はどう在るべきなのか、世間一般で言われている3Kのままでよいのか、それとも3Kから脱却すべきではないのか。理想の看護職像として、3Kを捩った3〇や5〇(例えば、3S(清潔・セーフ・仕事の最適化)や3J(自分も健康・自分も幸せ・自分も成長)など)といった新たなキャッチフレーズや自分たちで実現させたい看護職像などを看護職の皆さんで考えて貰い、それら一つずつを現在の看護人材の育成事業などを更に充実させながら豊岡病院組合で実現させていく常に前向きで新しい取組みが必要なのではないかと考えますがどうか。

 


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