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Channel: 吉田しゅんぺいの議員日記
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朝来市経済成長戦略(素案)について

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 先ずは、の感想ですが、中山間の基礎自治体である朝来市としてはレベルの高い新たな取り組みであると感じました。内容については要点を突いているとも思います。ですから、私はこんな素晴らしい計画が実行されれば、とこれからの朝来市に対し希望を感じることができる計画になっています。
 
 しかし私の視点からこの「朝来市経済成長戦略」を見て行きますと、

 初めに、観光基本計画でも言いましたが行程表の作成が必要だと考えます。また、その進捗管理・進行管理をどうやって行うのか、項だてをして、明確化を図るべきではないかと考えます。

 また、朝来市、地域経済団体等、企業・事業者・民間活動グループ等の役割についてでありますが、この経済成長戦略は朝来市が実施主体となる場合と朝来市が実施主体とならずに政策によって誘導を行う場合があるのではないかと考えます。そこで、役割として地域経済団体等と企業・事業者・民間活動グループ等に何かを求める形で明記するのではなく、朝来市と地域経済団体等と企業・事業者・民間活動グループ等との関係性を明確にしたほうが良いのではと考えます。
 また、重点戦略・プロジェクトの内容についてでありますが、達成目標:指標項目の精査が必要だと考えます。その理由でありますが、目標を達成するための手段とその結果はそれぞれ数値となり得ます。そして「朝来市経済成長戦略」の場合には結果の数値が選択をされるべきだと考えます。そこで一つ一つの指標を見ていきますと、結果と手段の数値が並列同列に並べられている箇所があります。特に定住化の促進においては混在していますので再検討と深化が必要ではないかと考えます。
 最後に、先程の定住化の促進でありますが、補助制度の新設等が検討されることになっております。しかし補助制度は一番安易な政策制度でありますので、それだけでは従来の定住促進政策そのものであり、人口減少時代における定住化の促進は絶対に図れないと考えます。そこには発想の転換が必要であると私は考えます。ではそれは何か?それは特定のビジョンをもって特定のターゲットにした政策であります。私の考える特定のターゲットは女性であり、特定のビジョンは女性に優しく女性が住みやすい政策展開を行うことです。女性は子どもを産み、女性は子どもを育て、そして女性の寿命は長い、といった理由と、女性の周りには男性が集まるからであります。しかし、全市民の税金を女性にだけメリット(利益)のある施策に使う訳には行政としてなかなか出来ないと思いますから、視点として女性の視点を重視した政策を実行してはどうか。そこで、政策の一般化を図りながらも女性のメリット(利益)を実現する一般政策と、女性のデメリット(不利益)を解消する特定政策(ポジティブアクション)の二つに分けてはどうかと思います。例としては、雇用の一般施策として女性の従業員比率の比較的高いコールセンター等の誘致を目指すとか。特定施策としては、養育費受給率の向上施策や在宅就業支援を行うなど、が考えられるのではないかと考えます。私の考えが正しいかは分かりませんが、こらからの人口減少社会においてはそれぐらいの特定ビジョンと特定ターゲットが必要ではないかと考えます。

 以上が私の「朝来市経済成長戦略」に対する感想です


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