令和2年3月定例会本会議討論

Ø  議案第29号　令和2年度朝来市後期高齢者医療特別会計予算について
　私は、賛成の立場から討論を行います。
　本特別会計は、国民保健の向上及び高齢者の福祉の増進を図ることを目的とする「高齢者の医療の確保に関する法律」第49条「後期高齢者医療広域連合及び市町村は、後期高齢者医療に関する収入及び支出について、政令で定めるところにより、特別会計を設けなければならない。」とする規定に基づき、市に特別会計を設置し、兵庫県後期高齢者医療広域連合に保険料等を納付しております。
　前述の「高齢者の医療の確保に関する法律」は、第104条で保険料の徴収義務を規定し、第105条で保険料等の保険者の納付義務を規定し、第108条で保険料の被保険者の納付義務を規定しております。
　従いまして、本会計の収入（保険料）及び支出（保険料等）については義務的予算でありますことから、反対をする余地はございません。
　よって、議案第29号について賛成を致します。
　尚、これまでのほぼ毎年の予算審査において、後期高齢者医療制度に反対をする立場から予算にも反対をしておられますが、先ほども申し上げました通り、本会計予算の収入（保険料）及び支出（保険料等）は法律の要請に基づく義務的予算となっています。法律に基づく制度に反対しているからと言って法律を守らなくても良い訳では決してございません。法律の是非については議論をしても良い訳ですが、法律の可否については国会で決すべき事柄であります。それをあたかも自治体の権能であるように議論することは単なるアピールプレイでしかありません。今後はこのような不毛な主張がなくなることを希望し、賛成討論と致します。